池袋で探偵を探すなら|守秘義務を守る理由から重要性まで解説!
探偵業者を利用する機会が増えてきた現代社会で、探偵業者の守秘義務について理解しておくのは重要なポイントです。守秘義務を守れない探偵事務所は、個人情報流出のリスクがあるからです。また、守秘義務を破れば、法律に抵触し、罰則を受ける可能性も考えられます。
今回は、探偵事務所の守秘義務について、守秘義務を守る理由・不履行にした場合の罰則・個人情報の管理方法など、くわしく紹介していきます。これから、探偵事務所に依頼しようか悩んでいる方には、参考になる記事です。ぜひ、最後まで記事を読んでください。
池袋で探偵を探すなら
池袋には、数多くの探偵事務所があります。仕事を依頼したい場合、どの探偵事務所に依頼すればよいか、悩んでしまうかも知れません。このようなときは、守秘義務や個人情報の取り扱いが万全な事務所をえらびましょう。
守秘義務を破る事務所では、個人情報漏洩や多くのトラブルが発生するからです。守秘義務の重要性については、次項からくわしく解説していきます。
探偵が守秘義務を守る理由
探偵が守秘義務を守る理由
探偵が守秘義務を守るのは、どのような理由があるのでしょうか。ここでは、探偵が守
秘義務を守る理由をくわしく紹介していきます。
依頼者の秘密を流出させないため
探偵が依頼者の秘密を守るのは、情報漏洩によるトラブルを避けるためです。依頼者か
ら得た情報が漏洩すると、守秘義務違反となり、さまざまな問題が発生します。
とくに、調査内容がプライバシーに関するものである場合、情報漏洩が深刻な問題
に発展するかも知れません。したがって、依頼者とのトラブルを避けるためにも、守秘
義務を守る必要があるのです。
法律で定められている
探偵が守秘義務を守る理由は、法律で定められているからです。探偵の守秘義務につい
ては、探偵業法第10条で以下の記載があります。
“第十条 探偵業者の業務に従事する者は、正当な理由がなく、その業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない。探偵業者の業務に従事する者でなくなった後においても、同様とする。
2 探偵業者は、探偵業務に関して作成し、又は取得した文書、写真その他の資料(電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られた記録をいう。)を含む。)について、その不正又は不当な利用を防止するため必要な措置をとらなければならない。”
引用元:探偵業の業務の適正化に関する法律.” e-Gov法令検索
上記の法律によって、探偵業者が守秘義務を守らなかった場合は、罰則が規定されてい
ます。違反によっては、営業停止・営業廃止など、重たい処罰になるかも知れません。
そのため、探偵は法律の観点からも守秘義務を守る必要があります。
事務所のイメージダウンになる
探偵が守秘義務を守る理由は、事務所のイメージダウンを防ぐためです。守秘義務を守
らなければ、依頼者から信頼を失い、事務所の評判が悪化する可能性があります。具体
的には、調査内容が情報漏洩した場合、依頼者がSNSで拡散すれば、苦情や仕事の依頼
が激減するかも知れません。
以上のように、探偵は事務所のイメージダウンを防ぐために、守秘義務を守る必要があ
ります。
事務所ではたらく社員も守秘義務を守る必要がある
探偵業者には、事務所ではたらく社員にも守秘義務が課せられています。探偵業法第11
条で、守秘義務に対する教育の規定があるからです。そのため、探偵事務所の責任者は、はたらく社員に守秘義務の重要性を伝え、情報漏洩しないよう教育しなければなりません。
このように、法律の観点からも、探偵事務所ではたらく社員も守秘義務を守る必要があ
るのです。
守秘義務は探偵をやめた後も継続する
探偵は業務をやめた後でも、守秘義務は継続されます。なぜなら、探偵をやめても探偵
業法第10条が適用されるからです。同法第10条では、探偵業務に従事しなくなっても守
秘義務が継続するといった内容が記載されています。
そのため、探偵をやめる際には、調査内容や個人データを必ず消去する必要がありま
す。以上のように、業務中に知り得た情報は守秘義務として守り、業務終後
でも守秘義務が継続することを理解しておきましょう。
探偵が守秘義務を守らなかった場合の罰則4選
探偵が依頼者の秘密情報を漏洩させてしまった場合は、どのような罰則があるのでしょ
うか。次項から守秘義務を守らなかった場合の罰則を4つ紹介します。
指示
罰則の一つ目は、公安委員会から命じられる「指示」処分です。指示の処分を受けると、業務内容に対して必要な措置を取らなければいけません。また、各都道府県の警察署ホームページ内で、探偵業行政処分簿に記載されてしまいます。
行政処分が一般公開されれば、事務所のイメージダウンは必至になるため、とても重たい処分といえるでしょう。
営業停止
罰則の二つ目は、営業停止処分です。守秘義務を破ったとき、または、公安委員会からの指示処分に従わない場合、営業停止処分が下されます。これは、探偵業法第15条に条文で記載されています。
営業停止処分を受けると、一定期間、営業を停止しなければなりません。この期間中は探偵業務ができないため、依頼されているすべての業務が滞ってしまいます。そのため、仕事のキャンセル対応や依頼者への事前説明が必要になります。
以上のことから、営業停止処分は非常に重い処分といえるでしょう。
営業廃止
営業廃止処分は、罰則の中で一番重い処分です。探偵業の営業資格をはく奪されてしまうためです。営業資格がなければ、探偵事務所として成り立たないので、業務を継続するなら、この処分だけは避けなければいけません。
探偵業者に対する行政処分状況
警察庁生活安全局の調査では、2021年に発生した探偵業者による行政処分は、以下の結果となっています。
営業廃止処分:1件
営業停止指示処分:0件
指示処分:15件
違反内容は、書面交付違反や書面受理違反などがありますが、守秘義務違反は0件でし
た。これは、多くの探偵業者が守秘義務の重要性を理解している結果といえるでしょ
う。
探偵事務所が依頼者の情報を管理する方法
探偵事務所が依頼者の情報を管理するには、どのような方法があるのでしょうか。ここ
では、依頼者の情報を管理する方法を紹介します。
事務所内での管理方法
事務所内で依頼者の情報を管理する方法は、二つあります。一つ目は、調査終了後は一
定期間で書類を廃棄することです。調査終了後も、調査資料を長期間保管していると情
報漏洩につながる可能性があるからです。
そのため、半年間や一年と期限を決め、一定期間を過ぎたら処分するといった仕組みを
作るとよいでしょう。
二つ目は、調査情報を管理するパソコンのセキュリティ対策を実施することです。調査
情報は基本的にパソコン内で保管します。しかし、セキュリティが甘いとハッキングさ
れたり第三者に見られたりする可能性があります。
したがって、高品質のセキュリテソフトをインストールして、対策を万全にしておくと
良いでしょう。
まとめ
今回は、池袋で探偵事務所を探す際のポイント、守秘義務の重要性について解説しまし
た。探偵事務所は、依頼者の情報を守る守秘義務があります。守秘義務を破ってしまっ
た場合は、行政処分や損害賠償など、大きなトラブルに対応しなければなりません。
そのため、個人情報を管理する仕組みや、漏洩しないための社員教育が必要です。これ
から、探偵事務所への依頼を検討している方は、本記事を参考に、自身に合った探偵
事務所に依頼するとよいでしょう。